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ネットバンキングの恐怖!不正送金被害(3)

そしてついに、11月10日この事件の犯人が逮捕された。

スパイウェアによる不正振り込みで逮捕者、犯行時は他人の無線LANを利用

野良無線LANアクセスポイント(WEPすらも設定されていないフリースポット化しているAPのこと)が犯罪で使われたことも明らかになっている。

この事件では、ネットショップを運営している通販事業者がターゲットとして、苦情メールを装い、添付ファイルを開かなければならない状況に追い込むことで、スパイウェアのインストールに成功している。

昨今、送信者を詐称するウイルスも多いため、送信者が知人であっても添付ファイルを開けるときは細心の注意を払う人も少なくないはずである。しかしながら、苦情メールを装っていた場合、業務上開かざるを得ないケースもあるだろう。これはセキュリティ意識の高低はあまり関係ない。

ではどうしたらいいだろうか。ネットバンキングを使うなといってしまえばいいのだが、いまやATMの盗撮事件や、ATMにスキミング機器を組み込まれた事件も発生しているので、ある程度のリスクを許容しなければ元も子もない。

ここではネットバンキングの不正送金の予防にスポットを当てさせていただくが、スパイウェアを仕掛けられても情報が漏れないようにするのである。具体的にいうと、メールのやり取りなど業務に使うパソコンではネットバンキングを利用しない。ネットバンキングを利用するパソコンではネットバンキング以外利用しない。ウェブブラウズもしてはいけない。このようにパソコンの用途を分離することでリスクを減らすことができる。

実現できるかどうかはあなたの判断にまかせるが、リスク回避するにはこのような対策も必要になってくるのではないだろうか。

不正アクセス被害保険の有無や保障金額の上限も確認しておきたい。


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